2013年9月7日土曜日

食肉の栄養

前回は、食肉の成分について解説しました。

今回は栄養学的な特徴について
解説していきたいと思います。

食肉はタンパク質や鉄分を
補うには優れた供給源です。

生食をする事で
身体に必要なビタミン・無機質を
簡単に摂取する事が出来ます。

しかし、霜降りの多い食肉は
脂肪の含量が多すぎるため、
健康状態(運動不足など)によっては
極端に脂肪の多い食肉を摂取することは、
良くない場合もあります。

「肉は健康に悪い」と考える方が
結構いらっしゃいますが、


食肉は実は貴重なタンパク源(人体では身体に必要な
一部のタンパク質を合成できない)なのです。

健康に良くないのは
食肉そのものではなく、
食肉のうち脂肪含量の高いものを
必要栄養以上に摂取することによるためです。

ただし、脂質自体は
人間の体を構成する
必須要素であり、
人体では一部の脂肪酸や脂溶性ビタミンを
合成する事が出来ないため、
定期的に必要量を摂取しなくては
人間は生きていけないのです。

また、豚肉は日本人に
欠乏しがちなビタミンB1の
優れた供給源なのです。

鉄については、
無機の鉄よりもヘム鉄の方が
よく吸収されることが知られ、
このため食肉は優れた給源であると
考えられています。

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